2026.04.01

「AI Music Beef」「Suno v5.5の実力」「AIアンチ」の話。

執筆: 輪廻タヲ ・ AIを活用した音楽・イラスト・映像作品を制作するコンテンツクリエイター

「AI Music Beef」「Suno v5.5の実力」「AIアンチ」の話。

新曲『Me No Know AI』のMV、ご視聴・反応いただいた皆様、ありがとうございました。

輪廻タヲ @TaoRInne・3月30日

— new music video —
『 Me No Know AI 』

誰かがAI音楽になんか言ってるらしいです。

Music : Suno + DTM
Artwork:midjourney
Movie:FlexClip / Kling

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勢いで制作をはじめて、ほとんど1日ですべてを完成させた作品だったのですが、普段の私とも違う、面白い試みになったのではないか、と思います。

この記事では、この制作についての話と、制作に使用した「Suno v5.5」の新機能についての話をしたいと思います。

『Me No Know AI』制作の始まり

AIアーティストへの差別を、強く感じた、という話。」に関する記事を書いたのが始まりです。

記事は数万程度のインプレッションとなり、賛否入り混じった反響となりました。
AI音楽に対するヘイトを集める要素があったため、AI音楽アンチの方からも、多く反応いただきました。

その中で出てきた意見として「AI音楽はアーティストにストーリーがないから、気持ちが入らない」的な意見を見て、「じゃあ、ストーリーを作ればいいんじゃね?」と思いついたのが、この制作の始まりです。

AI Music Beef

今回の作品は、ヒップホップの世界でいう「Beef」という手法を意識しました。
平たく言えば「文句言われたから、音楽で言い返すぜ!」的なやつです。

私はラップバトルとか、プロゲーマーの大会とか、「プライドバトル」的なコンテンツが結構好きです。
お互いのボルテージが上がるほど、本気度が上がるし、見ている人の熱量も比例して上がっていく。

こういう手法は音楽でも昔からある古典的なもので、ジョンレノンが誰かを揶揄して曲を作ったり、忌野清志郎がラジオ局や警察、原子力発電を批判したり、とか。
ヒップホップ文化なんか、プライドバトルそのものな部分も多いです。

今回の歌詞は、AIを一切使わず、自分の持っているアングラなディス曲のニュアンスがなるべく残る様に作りました。
誰に対しての、どんな趣旨の曲なのか、という点を踏まえてみると、この曲がただのオシャレなラップソングではないことが、わかっていただけるかと思います。

「Suno v5.5」の真価を発揮する使い方

この制作の時は、「Suno v5.5」が登場したばかりで、非常に話題になっていました。
RelaxBeatsLab™︎さんの公開楽曲がめちゃくちゃすごくて、曲も素晴らしいのですが、「音の醸し出す世界観」が今までとは格段に良くなっていて、度肝を抜かれました。

RelaxBeatsLab™︎ @RBLabQ・3月27日

カスタムモデルを使ったPOMだしのクオリティです
・リリックsuno自動生成
・スタイルプロンプトはMy Taste使用

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「私も早く使える様にならないと!」と思っていたところに、この制作がぶちあたり、この曲は「Suno v5.5」の魅力を引き出すための題材となりました。

「Suno v5.5」について、今私が感じていることを以下にまとめます。

①「Suno v5.5」の素晴らしさは「Cover」で発揮される

奇抜さが薄まり、音質やアレンジの質が洗練されたのが「v5.5」です。
「面白い音楽を作りたい」ということで言うなら、プロンプトに対する反応は「v5」の方が優れていると感じます。

「Suno v5.5」の最大の魅力は「Custom Model」を使ったときの反応と、音質やアレンジの品質の高さだと思います。
生楽器、ギター系の生成はまだ音質に課題が残りますが、ドラム、ベース、歌、ミックスのバランス、質感に大きな向上が見られており、DAWでのミックスは本当に必要がないレベルまで来ています。

②「Suno v5.5」おすすめのワークフロー

V5でアレンジのたたき台を作り、V5.5で仕上げる。
似た世界観の曲が6曲以上、溜まってきたら、Custom Modelを作り、メインのエンジンとして使用する。
新しいアプローチやジャンル制作を試み、別傾向の曲がたまってきたら、また別のCustom Modelを作る。

曲を作れば作るほど、新しいCustom Modelが生まれ、生成の個性が際立ってきます。

③「Custom Model」性能と効果について

「Mash Up」が非常に直接的な「二つの曲のブレンド」に対し、「Custom Model」は「味付けや質感をリファレンスに合わせるエンジン」という印象。
プロンプトの効きも非常に良く、自然な形でCustom Modelの影響が現れます。

今回は、M3に頒布予定の作品を読み込ませたCustom Modelを使用しました。
結構曲調が幅広いので不安だったのですが、Personaを使わなくても素敵な声をアサインしていただき、ものすごく自然に自分っぽい雰囲気を出してもらえました。
相性など色々ありそうなので、今後も引き続き検証してみようと思います。

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「アンチはテキストに宿る」という話。

前回の記事では正直、身もふたもないような中身のない批判をそこそこ受けました。
今回はそういった批判にカウンターする形の内容だったので、また色々言われることを想定していたのですが、今回はそういった引用やリプライはほとんどありませんでした。

前回以上に過激な内容を、わざわざテキストまでつけて投稿したので、すごく不思議でした。
色々考えた結果、アンチについて二つの教訓を学びました。

①アンチは短時間で理解できる内容に反応する

「beef」って、前後の文脈を理解して、歌詞の比喩もすべて咀嚼しないと理解できない。
今回は、結構音楽的なバックグラウンドがないとわからない歌詞もあるので、単純に理解できなかったのかな?と思いました。
理解できないことは批判できないですからね。

②アンチの絶対数は、意外と少ない

これはテレビのクレーマーに似た構造だと感じました。
典型的なアンチユーザーは、一人で複数のリプライを複数のポストに飛ばす、何個も引用をつけるので、すごくたくさんの批判が集まっているように感じがちです。

前回バーっとアンチが集まったとき、私は、会話ができる人とはディスカッションを。
冷やかしの方はミュート。
誹謗中傷が目的の方はブロックで対応しました。
絶対数が多くないので、私の規模感だと、このくらいで対応しきってしまったのかもしれません。

【最後に宣伝】

春M3【輪廻回廊 / ク-06z】で出展します。

「AIと創る、新しい音楽」7曲の音楽と、イラスト(40P)の作品集を頒布いたします。
春M3参加者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします🙇

輪廻タヲ @TaoRInne・3月26日

#M3春2026

「AIと創る、新しい音楽」

2026年春M3頒布作品「TAO」クロスフェード動画を公開

【輪廻回廊 / ク-06z】特設サイト
https://blue677256.studio.site

7曲の音楽と、イラストの作品集。
50部限定の販売となります。

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今回のお話は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

輪廻タヲ

輪廻タヲ / Rinne Tao

AIを制作に活用するコンテンツクリエイター。音楽、イラスト、映像作品を中心に発信しています。

最新作品やAIに関する考察はXで発信しています。

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